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彼のご両親と会った後、帰りまで時間があったので秋葉原に寄ってきました
高いけど半分自棄になって買った当時品のグドン
彼と付き合い始めてアキバに一緒に行くようになって俺が昔のソフビが好きだからまんだらけによく連れて行ってくれた
確か結構前からガラスケースに並んでたグドン
前にグドンが好きでソフビを集めるようになったって話をしたことがあって行くたびにガラス越しにこのグドンを眺めてる俺を見て「一番好きな奴だっけ？高いね」「復刻版持ってるからいいでしょ」「コイツだけ笑ってるね」とか言ってたっけ
時間まで何となくうろうろしてたけど足が向くのはどこも彼と行ったことがある場所だけ
他に知らないから
彼は歩くのが早くて、俺は人ごみに慣れなくて何時もよけながら後ろをついて歩くのに必死で、だからいつも視界には彼の後ろ姿があったのに何度も見たことのある風景に彼の姿だけないのがすごく辛くてその場所に一人でいるのが本当に寂しかった
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