かもふ

一応以前は女性として生きていくことを望んでたけど近くにＧＩＤを扱える病院が無くて産婦人科に電話してみたら「男性の診察はできません」って言われてどうせ無理だと思うようになった
今はＴＧであることも刺青やピアスや奇抜な格好と同じく自分の性癖を表現する、周囲の視線を引く手段の一つでしかなくなった
ＴＧは良くも悪くも目立つし異質への好奇心だったり嫌悪だったり見る人に様々な感情を引き起こさせるって部分は刺青やピアスと同じだと思ってる
実際、刺青もピアスもなかったころでもやたらと目立つらしくて見てくる人やすれ違いざまに「あの女背デカすぎ」とか「あれ女？」とかぼそっと何か言う人もいたしそういうのはいい気分だった
ＴＧを当たり前に社会に溶け込めるものではなく目立つ異質なものと考えてそのため手段にしてる時点で本当に悩んでるＧＩＤとは違うしそういう人たちから見ると俺みたいなのは偏見の原因になる悪いものかもしれないけど
女性として愛してくれた一人の男性と出会えて、生前の恋人として扱ってくれる彼の家族もいるし、ＴＧだと知っても性別なんて気にせず何も変わらずに接してくれる友達や職場の人がいて今のどちらでもない自分の性別を好きになれた